これまでの業務内容&それぞれのやりがい
私の地域福祉支援員としての第一歩は、高齢者や子育て中のお母さんなどが集える場所「サロン・ミニデイ」活動を支援する業務でした。実際にサロン活動を訪問すると、そこには同じ趣味や目的で集まり、生き生きと弾けんばかりの笑顔で活動する地域住民の姿があり、その活動を支えることに誇りすら感じました。また、活動場所を探している人に、地区担当職員と一緒に会場探しに奔走したことも、今では良い思い出です。
その経験と持っている資格(幼稚園教諭)を活かし、次はアドバイザーとしてファミリーサポートセンターに配属されました。子育て中の利用会員さんに寄り添って話を聞くと、子育てに関する悩みや困りごとは人それぞれだということがわかりました。活動してくださる援助会員さんにそれをいかにうまく説明し、おつなぎして安心安全に活動していただくかが腕の見せどころです。アドバイザーの業務はとても大変ですが、おつなぎした利用会員から「助かりました!」というお礼や、援助会員から「また相談してね!」という声を聞くと、住民同士が信頼関係を新たに築く、そのお手伝いをしているんだ、と改めて身が引き締まる思いでした。
そして今は、ファミリーサポートセンターの本部で、主に子育て支援者養成研修の担当として、区民のみなさんに少しでもファミサポの存在や意義を知っていただくため、粉骨砕身の日々を送っています。これからも他の所属の職員と連携をとりながら、“地域みんなで子育てを!”をモットーにがんばっていきたいと思います。
仕事の魅力
世田谷区社協で働くことの最大の魅力は、なんと言っても子どもから大人までたくさんの人々と関われることです。
世田谷区には、92万人が住んでいます。その一人一人が「ここに住んで良かった」と感じてもらえたら本望です。かかわった住民が喜び、安心して暮らすためのお手伝いができる世田谷区社協の仕事はとても貴重だと思います。そして、一つ一つの出会いが私を人として成長させてくれたと言えます。
私は今、地域福祉支援員(非常勤)として仕事をしていますが、悩んだり、困ったりしたときには、そっと手を差し伸べてくれる上司や職員にも恵まれ、非常勤でも責任を持ってやりがいのある仕事に取り組めることが、とてもありがたいと感じています。